水素バリューチェーン推進協議会 入会のお知らせ
エヌ・イー ケムキャット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 櫛󠄁田祭)は、水素分野におけるグローバルな連携や水素サプライチェーンの形成を推進する「水素バリューチェーン推進協議会(英語名:Japan Hydrogen Association)」に入会しましたことをお知らせいたします。
「水素バリューチェーン推進協議会」は、社会実装プロジェクトの実現を通じ、早期に水素社会を構築することを目的に設立された団体です。水素は豊富に存在し、温室効果ガスを排出しないクリーンなエネルギーとして注目されている一方、本格的な社会実装のためには、インフラ整備や供給コスト、法規制等、整備すべき課題が山積しています。「水素バリューチェーン推進協議会」では、業界横断的かつオープンな組織として異なる産業セクターが力を合わせ、これらの課題への議論を深め、水素社会実現に向けて提言などを行っています。
当社は、クリーンエネルギーとしての水素に早くから着目し、1980年代より燃料電池の開発を開始しています。1990年代には固体高分子燃料電池(PEFC)向けの電極触媒や水素製造用の改質触媒の開発に取り組み、その技術は、家庭向け定置用燃料電池として実装化されています。また、燃料電池自動車(FCV)向け電極触媒として、2012年に米国R&Dマガジン社の「R&D100アワード」をBrookhaven National Laboratoryと共同で受賞した「コアシェル触媒」をはじめ、次世代触媒の開発にも注力しています。
エヌ・イー ケムキャットは、「水素バリューチェーン推進協議会」への参加を通じ、水素エネルギーの社会実装に不可欠と言われる「燃料電池自動車(FCV)」のさらなる開発推進や需要の創出、また水素バリューチェーン(製造・利用・貯蔵)に必要な社会インフラや法の整備に向けて各社と連携を図ることで、水素社会の早期実現を目指し、持続的な社会の実現に貢献してまいります。