マテリアリティと特定プロセス

重要事項(マテリアリティ)の特定に向けて、従業員で組成された「ESG / SDGs推進プロジェクト」において、約5か月に及ぶ議論を行いました。

特定に際しては、ESG / SDGsに深く関わる過去から現在に至る当社のさまざまな取り組みと、未来社会を見据えた当社のあるべき姿についての議論も踏まえたうえで、「経済的価値」と「社会的価値」の2軸で取組むべき事項の優先順位付けを行い、その結果をマッピングしました。

このマッピングにおいて「経済的価値」と「社会的価値」の双方が高いと認識された取り組みを重要事項の候補として捉え、事務局および有識者による調整を経て、当社にとっての「重要事項 (マテリアリティ)」を機関決定しました。

基本的な考え方
(サステナビリティ経営の実現に必要な「3つの要素」)

さらに私たちは、サステナビリティ経営を推進するため、抽出された重要事項 (マテリアリティ)を、「①社会課題解決型製品の創出」「②持続可能なサプライチェーンと持続可能なオペレーションの構築」「③強固な経営基盤」という3つの要素に分類し、各要素の関連を整理しました。

サステナビリティ経営実現に必要となる要素

サステナビリティ経営実現に必要となる要素

すなわち、事業機会となる社会課題をとらえ「社会課題解決製品の開発」を志向していくにあたっては、CSR調達やサプライチェーン全体による環境負荷の低減などの「持続可能なサプライチェーン」に加えて、担い手となる人材の採用(多様性のある労働力の確保)や育成(挑戦心の醸成など)といった、「持続可能なオペレーション」の形成が必要となります。

これらの推進をしていくためには、安定した財務基盤の形成や、安心・安全な職場環境、ステークホルダーエンゲージメントの強化などといった「強固な経営基盤」が必要となります。

エヌ・イー ケムキャットにとっての重要課題 (マテリアリティ)

これらのマテリアリティをさらに具体化し、ESGの重点項目ならびにSDGsの観点から整理したものが以下となります。

サステナビリティ経営実現に必要となる要素

当社はこれらの重要事項(マテリアリティ)について真摯に取組み、サステナビリティ経営を行うことで社会課題の解決に貢献し、持続的な成長を図ります。