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化学触媒開発
石油化学向け触媒開発
バルクケミカルを生産する石油化学プラントでは、標準的な水素化用のパラジウム触媒や白金触媒などが適用可能なケースもありますが、反応基質や使用条件によっては、最適な生産効率を得るために触媒仕様の最適化が必要です。
当社では、お客様の仕様に応じたカスタム製造が可能であるほか、ご要望に合わせた調製法の最適化をお客様と共に進め、各プロセスに適する触媒を製造しております。
触媒技術のリーディングカンパニーとして研究を重ね、当該分野で培った量産技術、品質管理手法を軸に、高性能かつ高品質な触媒をご提供いたします。
触媒改良開発の流れ
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ファインケミカル触媒開発
ファインケミカル製品は、通常何段階もの合成プロセスを経て製造されるため、廃棄物の排出量が多くなります。近年アトムエコノミー(原子効率)の観点から、廃棄物の排出量低減が求められており、より環境負荷の小さい効率的な生産のためには、触媒が重要な役割を担います。
当社では仕様の異なる製品を多数有しており、蓄積された知見によりお客様の要望事項に合わせ、ベストな触媒をご提案いたします。
懸濁床水素化用の触媒のみならず、近年アプリケーションが急激に拡大しているクロスカップリング反応用錯体についても研究・開発を推進しています。
貴金属錯体触媒においては、課題となる貴金属コストについて、高活性触媒の使用による触媒使用量低減に加え、反応系から貴金属を回収するスカベンジャー(金属補足剤)についてもご提案をしております。
当社の強み:
- 豊富な触媒ラインナップから弊社知見をベースに最適触媒を提案
当社高活性Pd錯体『NECO-295』、『NECO-296』を用いたクロスカップリング反応例
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当社スカベンジャー『CPs』を用いた溶液中のPd錯体の除去例
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